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タパス料理紹介 【家で作るスペイン料理】

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Hola!スペイン在住のフラメンコダンサーMAYUKAです。

以前にご紹介した スペインのタパス料理のブログに続き、ヘレスのバルやレストランの美味しいスペイン料理をご紹介します。

さらにお家で作るスペイン料理を載せてあります。主にアンダルシアの料理ですが、スペイン旅行の食事の際の参考にしてみてください!

Tapas frias(タパスフリアス) さっと出てくるタパス料理

直訳すると冷たいタパスということですが、煮込みや注文を受けてから火を通した料理ではなく、すでに作り置きしてあり、さっと提供されるお料理のことです。前回ご紹介したパタタアリニャダなどもその代表です!「とりあえず、一杯」のお供に最適のタパスです。

多くが、バーカウンター上のショーケースに並べられているので、料理を指さしながら、それちょうだい!と注文できますよ。

Mejillones al vapor(メヒジョネス アル バポール)

Mejillonesムール貝の蒸し焼き(al vapor)です。ローリエや少し白ワインを加えて調理する場合もあるようですが、ムール貝から出る汁だけの味でもジューシーで、身もふくっらしています。レモンを絞って食べます。

 

Boquerones en vinagre(ボケロネス エン ビナグレ)&Alcachofa con Pedro Ximénes(アルカチョファ コン ペドロヒメネス)

Boqueronesはカタクチイワシです。en vinagre酢漬け、マリネのことです。大抵どこのバルでも味わえます。程よい酸っぱさが後を引きます。Alcachofaはアーティチョーク。私が食べたのはjerezのtabanco el pasajeというフラメンコショーも見れるBarです。こちらではおそらく瓶詰のアーティチョークの水煮に、Pedro Ximénesという甘口シェリー酒の女王様とも言えるお酒を使ったソースをかけて出しています。日本でアーティチョークを食べたことのなかった私ですが、これはソースの甘さも相まって、毎回食べたい美味しさです!(写真の右がboquerones、左がalcachofa)

 

Queso(ケソ)

Quesoとはチーズを意味するスペイン語です。有名なものはManchego(マンチェゴ)。写真もマンチェゴチーズです。ラ・マンチャ地方を発祥とする羊の乳のチーズだそうです。他にもレストランによって色々な種類のチーズがあるので食べ比べるのも楽しいでしょう。ただ、気に入ってスーパーなどで購入しても、気軽にお土産として日本に持ち込めません。プロセスチーズ以外は検疫対象となっているそうなので注意が必要です。

 

Huevas de choco con Mayonesa(ウエバス デ チョコ コン マヨネッサ)

Estudio Soniqueteチャンネルでyoutube動画を配信しています。その動画の中でもご紹介したのがHuevas de chocoイカの卵です。鉄板焼きというかフライパン焼きもありますが、こちらは軽く茹でたもののよう。プリプリとした食感を、con Mayonenaマヨネーズ添えで頂きます。私の大好きな一品です。

魚のスペイン料理

Jamón(ハモン)生ハムやChorizo(チョリソ)辛口ソーセージを筆頭に、様々なお肉料理を良く食べるスペインですが、魚介料理も充実しています。

Calamares en Salsa(カラマレス エン サルサ)

Calamarはイカのことです。複数形でCalamaresと表記されます。イカの呼び名は色々で、先述のChocoもイカの一種です。chipirone(チピロネ)など、種類や大きさによって名前が違うようです。朝市場にいくと様々なイカを見ることができます。それぞれの美味しさがあります。en Salsaは煮込み。玉ねぎとイカの内臓が一緒に調理されているような味でした。美味。

Merluza a la Roteña(メルルーサ ア ラ ロテーニャ)

私は知らなかったのですが、日本の調理師さんの友人に聞いたところ、日本でもメルルーサというお魚が流通しているそうです。タラの仲間。 a la roteñaとはロタ風という意味。Rotaはカディス県にある海の街。この上にかかった、玉ねぎとピーマン、なす、トマトのソースがロタ風なのかな?ラタトゥイユ風のソースです。Urta(ウルタ)という魚を使う時も多いそうです。

Acedias fritas(アセディアス フリータス)

アセディアはカレイの仲間で、カレイより小振りです(複数形でアセディアス)。fritaはフライの意味。魚のフライ料理は一種類づつも頼めますが、もし、大人数で食べるなら、surtido de pescados fritos(スルティード デ ペスカドフリートス)魚フライの盛り合わせを注文してはいかがでしょう。このアセディアをはじめ、イカ、イワシ、他の白身魚などな色々なお魚を試せるのでお薦めです。内容はお店や季節によって違ったりもするので、一応注文前に確認してみてください。

お家で作るスペイン料理

今回はいくつか、家で作ったスペイン料理をご紹介します。

Lentejas con manita de cerdo(レンテハス コン マニータ デ セルド)

レンズ豆の煮込み 豚足入り(con manita de cerdo) 。Lentejaレンズ豆の煮込みだけならバルやレストランにもありますが、豚足入りは、ちょっとオリジナル。うまみが増して美味しいです。レンズ豆と、玉ねぎ、ピーマン、ニンニク、人参、ジャガイモ、チョリソと一緒に煮込んでいきます。お湯にはオリーブ油も少し入れます。味付けは、チョリソの辛みのほかに、少しピミエントンという辛味を出すスパイスと、クミンの粉末、コンソメスープの素で整えていきます。鉄分も取れて、栄養満点の料理です。

Puchero(プチェーロ)

プチェーロとは鶏肉と豚肉で出汁をとったスープのことです。 スーパーにはプチェーロを作るための材料をパックしたものを売っているくらい定番の家庭料理です。たっぷりの野菜も煮込んでいきます。アンダルシアではとくにフラメンコアーティストが舞台遠征のあとに、 お母さんに電話して「プチェーロを作って待っていてね」というくらいふるさと・母の味なのです。
Estudio Soniqueteチャンネル:スペインと日本をつなぐ!日々のあれこれ【プチェーロ】
動画でレシピ紹介しています。

 

Higado de Cordero(イガド デ コルデロ)

Higadoはレバー、Corderoは羊。羊のレバーを焼いたものをサラダにしました。赤ピーマンを油で炒めたもの(ピミエントアサド)の缶詰、新玉ねぎ、オリーブ油、塩、vinagre de Jerez(ビナグレ デ ヘレス)ヘレスのお酢で和えてあります。ヘレスのお酢は独特の深い味わいを出しています。

Rellena de Berenjenas(レジェナ デ ベレンヘーナス)

Rellenaはひき肉などを詰めたもの、berenjenasはナス。ナスの肉詰めチーズ焼きです。ナスの実の部分と挽肉、玉ねぎ、にんじん、ベーコンなどでトマトソースを作り、ナスの皮の上におき、チーズをかけてオーブンで焼きます。ナスが大きいので一つで十分な量。

 

Cañadilla(カナディージャ)

ツブ貝です。タパス料理でもよく出ています。これは茹でてあるものが売っているので、買って来てお皿に盛るだけです(笑)。
生はもちろん家で茹でなければいけませんが。お手軽おつまみです。

まとめ


セマナサンタの輿

ご紹介した料理はいかがだったでしょうか? 本場スペインで食べてみたい!なんて気持ちも出てきませんか? ヘレスはお料理にシェリー酒、フラメンコ、馬の街です。Feria de caballo(フェリア デ カバジョ)馬祭り、Semana Santa(セマナサンタ)イースター週間、Navidad(ナビダ)クリスマスなど見所満載のイベントがたくさん開催されます。ぜひぜひ、スペインはアンダルシア、ヘレス デ ラ フロンテーラをご旅行の予定地に加えてください!

スペインと日本をつなぐ!日々のあれこれ【セマナサンタMadurgada Viernes Santo】

 

筆者 Mayuka (相田繭佳) フラメンコ スタジオ エル ソニケテ代表。フラメンコ歴35年。1996年よりフラメンコ教室を開設。東京都日野市で教室と貸しスタジオを経営しつつ、2015年からスペイン、ヘレス デ ラ フロンテーラに住み、日本とスペインを往復しています。 フラメンコやスペインについて知りたいことのある方はお気軽にご質問ください。

 

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